Les Extraits Collection
ルイ・ヴィトンは、ピュアでプレシャスなシルエットを極めたエクストレ・ドゥ・パルファンを、6つの香調を用いて再解釈。香水を芸術の域にまで高めたジャック・キャヴァリエ・ベルトリュードとフランク・ゲーリーは、これまでの常識を覆し、混じり気のない感動を生み出しました。それは単なるコラボレーションではなく、1つの出逢い、動き、その透明性、なめらかさへの賛歌です。
Les Extraits Collection
生まれ変わったエクストレ・ドゥ・パルファン
ジャック・キャヴァリエ・ベルトリュードは、フランク・ゲーリーの動きと歪みに基づく独自の美学に触発され、感受性を極限まで押し上げ、調香の中に凝縮しました。トップノート、ハートノート、ベースノートといった区別がない6つのフレグランスは、パフュームの基本となるクリエーションそのものを解体。メゾンのインハウス・マスター・パフューマーはパフュームの主要な香調を見直し、ひねりを与え、広がりを持たせ、幾つかの側面を強調することで、ピュアな美しさを明かしています。
彫刻によるオデュッセイア
現在の建築界をリードする最も偉大なマスターの1人であるフランク・ゲーリーにとって、フレグランスボトルのデザインは今回が初となります。オリジナルボトルのラインに変更を加え、ゲーリーのセーリングに寄せる熱い想いを乗せ、空間の裂け目をかすめて進む透明な帆を連想させます。架空のメタル製フラワーの形をしたキャップには、海や波しぶき、そして何よりも生命の絶対的な動きが表現されています。
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世界に1つだけの特別な出逢い
1人は視覚を、もう1人は嗅覚を手段として創造しデザインする2人のマスターによる対話──1つの理想を具体的な形で、そして目に見えない形で分かち合うことにより誕生した「Les Extraits Collection(レ·ゼクストレ コレクション)」。
私は、誰も足を踏み入れなくなった領域に思い切って飛び込んでみたいと思ったのです。エクストレ・ドゥ・パルファンを現代的に再解釈したい。光をもたらし、何層にも香りを重ねながらも、それと同時に軽やかさも描きたいと。パフュームの基本となるクリエーションそのものを解体したいと考えたのです
ジャック・キャヴァリエ・ベルトリュード
彫刻的な観点からこのプロジェクトにアプローチするというのが私の意図でした。パフュームに、これまでとは違う何かをもたらすために。幾何学的に完成された形状ではなく、動きそのものです。視覚に訴える動きであり、一瞬を切り取ったゆえの妙味が加わっています
フランク・ゲーリー
旅への招待状
フランク・ゲーリーがデザインしたフラコニエ(フレグランス用トランク)は、ルイ・ヴィトンの伝統とトランク作りのサヴォアフェール(匠の技)を讃え、静的なフォルムから動きを表現した作者の才能を体現しています。丸みを帯びたしなやかな形状は、「レ・ゼクストレ コレクション」のボトル5本を完璧に収納し、無造作に丸めたような形状のメタルディテールはボトルのキャップに呼応しています。