ルイ・ヴィトンの「ファッション・アイ」コレクションの一環として作られた「ファッション・アイ バリ」。フォトグラファーのクエンティン・デ・ブリエが神々の島バリを訪れ、そこで営まれる暮らしを捉えました。道行く人々の笑顔、ドリアンを売る露店、豊かな植生、急勾配の棚田──。島に魅了されたデ・ブリエの視界に残るこれらのイメージは、彼にとって自分の居場所であり、トラベラーのユートピアだと感じられたのです。
ベルギーで生まれバルセロナを拠点とするクエンティン・デ・ブリエは、パリとニューヨークを行き来しながら、主にファッションやラグジュアリーブランドの仕事に携わっています。彼の作品は『The Sunday Times Magazine』や多数の『Vogue』誌面を飾りました。デ・ブリエの特徴は、言葉で言い表すことのできないような自然の魅力を直感的に写し取った写真です。
ルイ・ヴィトンが持つ旅の伝統から着想を得た「ファッション・アイ」コレクションは、気鋭の新人から業界のレジェンドまで、ファッションフォトグラファーたちの目を通して見た都市や地域、そして国を捉えています。シリーズの各ブックは幅広くセレクトした大判写真で構成され、フォトグラファーの経歴やインタビュー、または評論を添えました。「シティ・ガイド」や「トラベルブック」に続く第3弾は、ファッションの視点から見た旅の風景です。選ばれたフォトグラファーたちが大都市や最果ての地、夢見た場所をユニークなビジョンで切り取っています。
- サイズ:23.5 x 30.5 cm
- ファッション・アイ バリ
- Quentin de Brieyによる写真
- Patrick Remyによる編集
- シルクスクリーンプリントを施した布地のバインディング
- 96ページ
- 50~100のフォト
- 仏語と英語のバイリンガル版