アート&カルチャー - エキシビション 04/28

エスパス ルイ・ヴィトン

表参道店をはじめ、大阪、ミュンヘン、ヴェネツィア、北京やソウルにある「エスパス ルイ・ヴィトン」では、コンテンポラリー・アートの世界で頭角を現す若いアーティストの紹介に注力しています。

東京

2011年に誕生した「エスパス ルイ・ヴィトン東京」は、東京の中でもっとも美しく、また多くのトレンドやカルチャーを生み出してきた地である表参道の中心に位置しています。ルイ・ヴィトンと日本の共通点であるクリエイティビティに対する情熱への象徴であるこのアートスペースは、著名な建築家青木淳氏がデザインしたルイ・ヴィトン表参道ビルの7階に位置しており、訪れる人々にまるで空に浮かぶガラス張りの異空間のような印象を与えます。「エスパス ルイ・ヴィトン 東京」は、空間そのものが刺激的なインスピレーションを喚起させる場であり、新たなコンテンポラリーアートの創造を育むアートスペースです。

ダグ・エイケンの作品は、写真、彫刻、建築的介入から、映画、サウンド、シングルおよびマルチチャンネルのビデオ作品、インスタレーションまで多岐にわたります。そして、自らの作品の持つ深遠な抽象性を断言することで、エイケンは自身が手掛ける作品の逆説性を強調しています。没入型インスタレーション《New Ocean: thaw》はアラスカの詩情溢れる広大さへの新たな視点を提示し、自然の広大さに対するロマンティックな感情に迫る、19世紀のパノラマ絵画を想わせます。しかし、彼が広大さの詩情を新たな視点で捉えた本作品を取巻くのは、気候変動、大災害、氷河融解といった環境の大惨事が際立つ現代の状況。フォンダシオン ルイ・ヴィトンの「Hors-les-murs(壁を越えて)」プログラムの一環であるこの壮大な作品は、エイケンがエスパス ルイ・ヴィトン東京のために特別に再構成しました。

開催期間:2020年11月13日(金)‐2021年5月30日(日)まで延長
エスパス ルイ・ヴィトン東京
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前5-7-5
ルイ・ヴィトン表参道ビル 7F
Tel.03 5766 1094
12:00-20:00 (エキシビション会期中のみ)
※休館日はルイ・ヴィトン 表参道店に準じます。
入場無料

詳細を知る

ice forms VII, 2008 (production still from New Ocean: thaw, 2001). © Doug Aitken. Courtesy of the artist.

Ice forms VII 2008

New Ocean: thaw 2001 Production still from New Ocean: thaw (2001) Courtesy of the artist © Doug Aitken

New Ocean : thaw 2001

Exhibition view at Espace Louis Vuitton Tokyo, 2020 Video installation with three channels of video (color, sound), six projections, screens 4min.10 Courtesy of the artist and the Fondation Louis Vuitton Photo credits: © Keizo Kioku/Louis Vuitton

New Ocean : thaw 2001

Exhibition view at Espace Louis Vuitton Tokyo, 2020 Video installation with three channels of video (color, sound), six projections, screens 4min.10 Courtesy of the artist and the Fondation Louis Vuitton Photo credits: © Keizo Kioku/Louis Vuitton

New Ocean : thaw 2001

Exhibition view at Espace Louis Vuitton Tokyo, 2020 Video installation with three channels of video (color, sound), six projections, screens 4min.10 Courtesy of the artist and the Fondation Louis Vuitton Photo credits: © Keizo Kioku/Louis Vuitton

New Ocean : thaw 2001

Exhibition view at Espace Louis Vuitton Tokyo, 2020 Video installation with three channels of video (color, sound), six projections, screens 4min.10 Courtesy of the artist and the Fondation Louis Vuitton Photo credits: © Keizo Kioku/Louis Vuitton

New Ocean : thaw 2001

Exhibition view at Espace Louis Vuitton Tokyo, 2020 Video installation with three channels of video (color, sound), six projections, screens 4min.10 Courtesy of the artist and the Fondation Louis Vuitton Photo credits: © Keizo Kioku/Louis Vuitton

Portrait of Doug Aitken

Photo by Ami Sioux

ミュンヘン

「エスパス ルイ・ヴィトン ミュンヘン」では、フォンダシオン ルイ・ヴィトンの「Hors-les-murs(壁を越えて)」プログラムの一環として新たな展覧会を開催するに際し、コレクションの中からツァオ・フェイの作品、《My Future is not a Dream》を展示します。本展覧会は、東京、ミュンヘン、ヴェネツィア、北京、ソウル、大阪のエスパス ルイ・ヴィトンで、コレクションの所蔵品を国際的に紹介するという、フォンダシオンの使命を果たすものです。

1978年、中国の珠江デルタの広州に生まれたツァオ・フェイは、マルチメディア・インスタレーションや映像で名を馳せています。大衆的で伝統的な情報源(映画、広告、漫画、演劇)からインスピレーションを得て、産業・商業ブームとインターネットの普及に特徴付けられた新たな都市文化に浸る若い世代の現実、集団的ユートピア、個人的願望の関係を探求しています。

彼女が生まれ育った地域の経済的原動力と、香港や台湾に近接していることにより、明らかに現代的なライフスタイルを持つ世代が誕生しました。《Imbalance 257》(1999年)以降、ツァオ・フェイが手掛ける作品のテーマでは友人たちが住む世界を捉えています。娯楽、消費、テレビに支配された世界で漫画やゲームのキャラクターに扮した若者たちが、架空の人生を演じています。本展で展示される《Whoose Utopia》(2006年)は、ドキュメンタリーとフィクションを織り交ぜながら、工場で働く労働者たちの現実の生活と、彼らが抱く夢や願望とのコントラストを描いています。

インターネットが持つ無限の可能性に魅せられたツァオ・フェイは、2003年に誕生した3DCGで構成されたユーザー生成コンテンツ・プラットフォームである「Second Life」の仮想世界を2007年から試してきました。そこで彼女は、自身のアバターであるチャイナ・トレーシー(《Live in RMB City》(2009年))を住まわせる仮想都市(《RMB CITY: A Second Life City Planning》(2007年)を設計。彼女が開発した空間では、中国文化の典型的シンボル(自転車、パンダ、毛沢東の胸像など)と、さまざまな国の特徴的な日用品や、絶え間ない交通の流れの中、抑えのきかない建築物の増殖とが混ざり合っています。妥協を許さない近代化に翻弄される国で、大きな変化を遂げているコミュニティの過去、現在、未来を描き出しています。孤立、階級の分裂、国際資本主義の衰退などをテーマに、西洋と東洋の両方からさまざまな情報を駆使して作品を創り上げるツァオ・フェイ。「Second Lifeは単なる芸術作品ではなく、私たちの人生におけるさまざまな精神的な領域の出逢いの場となっています」と彼女は語っています。

ヴェネツィア

「エスパス ルイ・ヴィトン ヴェネツィア」は2013年に誕生した、コンテンポラリー・アートとラ・セレニッシマと称されたヴェネツィアの芸術的文化遺産の出逢いを体感できるスペースです。トラディショナルアートとモダンアートの交流をコンセプトに掲げる「エスパス ルイ・ヴィトン ヴェネツィア」の活動は、毎年メゾンの支援を受け修復された有名なヴェネツィアの美術作品とコンテンポラリー・アートを通して、双方の壁を取払い、そのルーツを振り返り、再び結び付けることで、伝統芸術の持つ力を讃えるものでもあります。またルイ・ヴィトンは、ローマの中心地にある伝説のスパッツィオ・エトワール店において、これまでにない特別なビデオ・プログラムを紹介し、上映しています。

第17回 ヴェネツィア・ビエンナーレ 国際建築展の関連イベントの一環として、「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」はシャルロット・ペリアンとフランク・ゲーリーの根幹となる作品を対峙させる特別な展覧会「Charlotte Perriand and I」 をエスパス ルイ・ヴィトン ヴェネツィアにて開催します。テクノロジーの発展により、過去100年の間に「住まい」を再考する機会が増え、工業技術やデジタル技術における進化と社会的価値観の変容により、建築家は日々の生活にこれまでにない過ごし方を提案することが可能になりました。今日人類は自分たち自身で生態系の危機をもたらしながら、かつてないほどの人口を地球上の流動的な境界線の範囲内に収容しようとしています。本展では、ペリアンとゲーリーの活動は、歴史的参照物として、そしてこれらの問題に対する実行可能な解決策として提示されます。ペリアンの《Tritrianon》(1937)とゲーリーの《Power Pack》(1969)の2つのプロジェクトは、自給可能エネルギーの収集と消費における現在の革新的な技術の先駆けとなるもので、このたび初めて展示されることになりました。

エスパス ルイ・ヴィトン ヴェネツィア
ヴェネツィア、イタリア
Calle del Ridotto 1353, 30124
Tel. OR T. +39 041 8844318
月曜-日曜 10:30-18:30
祝日開館、入場無料

ルイ・ヴィトン スパッツィオ・エトワール
イタリア、ローマ
Piazza di San Lorenzo in Lucina, 41, 00186
月曜-土曜 10:00-20:00
日曜日 11:00-20:00
祝日開館、入場無料

info_espace.it@louisvuitton

(c) Archives Ch. Perriand (c) Adagp, Paris 2021 (c) Frank O. Gehry

Photo credits (c) Daniele Nalesso / Louis Vuitton

(c) Archives Ch. Perriand (c) Adagp, Paris 2021 (c) Frank O. Gehry

Photo credits (c) Daniele Nalesso / Louis Vuitton

(c) Archives Ch. Perriand (c) Adagp, Paris 2021 (c) Frank O. Gehry

Photo credits (c) Daniele Nalesso / Louis Vuitton

(c) Archives Ch. Perriand (c) Adagp, Paris 2021 (c) Frank O. Gehry

Photo credits (c) Daniele Nalesso / Louis Vuitton

(c) Archives Ch. Perriand (c) Adagp, Paris 2021 (c) Frank O. Gehry

Photo credits (c) Daniele Nalesso / Louis Vuitton

北京

2017年にオープンした「エスパス ルイ・ヴィトン北京」は、北京商務中心区に位置し、広さ800㎡を誇るコンテンポラリーアート専用のエキシビション・スペースを有しています。

フォンダシオン ルイ・ヴィトンによる「Hors-les-Murs(壁を越えて)」プロジェクトの第6回目のエキシビションとして、エスパス ルイ・ヴィトン北京は新たに著名なアーティストのアルベルト・ジャコメッティに焦点を当てます。ジャコメッティは1920年代にシュルレアリスムの彫刻家として知られるようになりましたが、その作風を早々と放棄して人物モデルに集中するようになります。自らが彫刻する人物像が細くなり、モデルをイメージ通りに再現できないという失敗を繰り返した末、極限の細い線から成る不安定な存在にまで極端に単純化した人物像を創造するようになりました。 本展では、フォンダシオン ルイ・ヴィトンのコレクションからアルベルト・ジャコメッティの代表作8点を展示──Tête sur tige《棹の上の頭》(1947年)、Trois hommes qui marchent《歩く3人の男たち》(1948年)、Homme qui chavire《よろめく男》(1950年)、Femme de Venise III《ヴェネツィアの女III》(1956年)、Grande Femme II《大きな女 II》(1960年)、Têtes d'homme《男の頭》(ロタールI)、(ロタールII) 、(ロタールIII)(1964-65年)、これらの作品の展示を通して、この偉大なるスイスの芸術家にオマージュを捧げます。

エスパス ルイ・ヴィトン北京
中国北京 - 朝阳区建国門外大街1号 国貿商城西楼

お問合せ:
ルイ・ヴィトン クライアントサービス(中国)
Tel. +86 400 6588 555

月曜日-日曜日 11:00-19:00
祝日も開館、入場無料

Grande femme II

© Succession Alberto Giacometti (Fondation Alberto et Annette Giacometti, Paris) © Adagp, Paris 2021 Photo credits: © Fondation Louis Vuitton/Marc Domage

Femme de Venise III

© Succession Alberto Giacometti (Fondation Alberto et Annette Giacometti, Paris) © Adagp, Paris 2021 Photo credits: © Fondation Louis Vuitton/Marc Domage

Trois hommes qui marchent

© Succession Alberto Giacometti (Fondation Alberto et Annette Giacometti, Paris) © Adagp, Paris 2021

Homme qui chavire

© Succession Alberto Giacometti (Fondation Alberto et Annette Giacometti, Paris) © Adagp, Paris 2021 Photo credits: © Fondation Louis Vuitton/Marc Domage

Buste d'homme

© Succession Alberto Giacometti (Fondation Alberto et Annette Giacometti, Paris) © Adagp, Paris 2021 Photo credits: © Fondation Louis Vuitton/David Bordes

Buste d'homme assis

© Succession Alberto Giacometti (Fondation Alberto et Annette Giacometti, Paris) © Adagp, Paris 2021 Photo credits: © Fondation Louis Vuitton/Marc Domage

Tête d'homme

© Succession Alberto Giacometti (Fondation Alberto et Annette Giacometti, Paris) © Adagp, Paris 2021 Photo credits: © Primae/Claude Germain

Tête sur tige

© Succession Alberto Giacometti (Fondation Alberto et Annette Giacometti, Paris) © Adagp, Paris 2021 Photo credits: © Fondation Louis Vuitton/Marc Domage

ソウル

2019年、ルイ・ヴィトン ソウル メゾンの4階にオープンした「エスパス ルイ・ヴィトン ソウル」──コンテンポラリーアート・スペースが併設された当館は、韓国の古典舞踊「東莱鶴舞」から着想を得たガラス構造で、そのファサードは著名なカナダ系アメリカ人建築家フランク・ゲーリーが手掛けたもの。パリのフォンダシオン ルイ・ヴィトンの建物同様、帆船を想わせるフォルムになっています。

コンテンポラリー界のピグマリオンと称されるアンディ・ウォーホルは、演出の達人でした。キャリアを通じて自身のキャラクターを作り上げ、映画やテレビ、ゲイ・カルチャーの世界に触れ、アーティストから社会的アイコンにまで上り詰めました。フォンダシオン ルイ・ヴィトンの「Hors-les-murs(壁を越えて)」プログラムの一環として展示されるコレクションからの作品は、初期の写真から最新の作品にいたるまで多岐にわたり、現代のナルキッソスのポートレートともいえる、多種多様な「内省」を描き表現しています。彼自身が「アンディ・ウォーホルのすべてを知りたければ、ぼくの絵とぼくの映画、そしてぼく自身の表面だけを見ればいい。 それがぼくだ。 裏側には何もない」と語っています。

Self-portrait, (1967), exhibition view at Fondation Louis Vuitton © The Andy Warhol Foundation for Visual Arts, Inc. / Licensed by Adagp, Paris 2021 Photo credits © Fondation Louis Vuitton / Martin Argyroglo

Ladies and Gentlemen, (1975) © The Andy Warhol Foundation for Visual Arts, Inc. / Licensed by Adagp, Paris 2021

Self-portrait, (1978), exhibition view at Fondation Louis Vuitton © The Andy Warhol Foundation for Visual Arts, Inc. / Licensed by Adagp, Paris 2021 Photo credits © Fondation Louis Vuitton / Martin Argyroglo

大阪

現代アートの新たな発表の場として誕生したエスパス ルイ・ヴィトン 大阪は、ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋 5階に位置しています。日本の建築家 青木淳の構想より生まれたこの象徴的な建物のファサードは、菱垣廻船から着想を得ており、かつて海の街であった大阪の歴史を彷彿とさせます。

抽象表現主義画家のジョアン・ミッチェルの芸術は、自然を忠実に表現したいという想いと、主観的で激烈な表現力の拮抗により構成されています。特徴的な構成に裏付けされた作品が放つ色彩の官能性は、《Untitled》(1979年)と《Cypress》(1980年)のように、1980年代より風景画で再び発揮されます。一方、カール・アンドレによるミニマル主義の作品群から見えるものは厳正な制作の姿勢と、象徴性の完全な拒絶です。形と構造が同等の基礎的な素材で制作されるアンドレの作品は、《Draco》(1979-2008年)と、その典型的な展示空間との関係性から見てとれる通り、作家の介入の痕跡がなく、それ自体の意味を持ちません。

エスパス ルイ・ヴィトン大阪にて初開催となる本展では、一見相反するように見えるジョアン・ミッチェルとカール・アンドレが手掛けた激しく鮮やかな色彩が表す自由と、ミニマルで幾何学的な厳格さから見受けられる彼らの作品の豊かさを表現。作品はフォンダシオン ルイ・ヴィトンの所蔵コレクションから、「Hors-les-murs(壁を越えて)」プログラムの一環として展示されています。

エスパス ルイ・ヴィトン 大阪
542-0085
大阪市中央区心斎橋筋2-8-16
ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋 5F

「Fragments of a landscape(ある風景の断片)」展
会期:2021年2月10日(水) - 7月4日(日)
開館時間:12:00-20:00
休館日はルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋に準じます。
入場無料
会場内の混雑防止のため、入場をお待ちいただく場合がございます。


Tel. +81 3 5766 1094
espace_osaka.jp@louisvuitton.com

Joan Mitchell, Untitled (1979).

© The Estate of Joan Mitchell. Courtesy of Fondation Louis Vuitton

Joan Mitchell, Cypress (1980).

© The Estate of Joan Mitchell. Courtesy of Fondation Louis Vuitton

Carl Andre, Draco (1979-2008).

© Adagp, Paris 2021. Photo credits: Fondation Louis Vuitton / Marc Domage. Courtesy of the artist and Fondation Louis Vuitton.