ファッション･アイ ニューヨーク

スタイリストから写真家に転身したケイティ･バーネットが歪像鏡を通してマンハッタンを捉え、優しくプレイフルに街の風景を映し出した｢ファッション･アイ ニューヨーク｣。

数々の著名な写真家が被写体として選び続けるニューヨークは、彼女が｢究極のご褒美｣と呼ぶ、高まり続ける新たな期待を秘めています。街の特徴的な要素がブラック＆ホワイトのコラージュの基点となり、この｢抽象的なパズル｣にチャーミングでありながらもどこか神秘的な雰囲気を演出。地下鉄や高層ビル、立ち上る蒸気、そして自由の女神像など、あらゆる典型的なランドマークが登場します。幾何学の中に詩的な感性を、交錯するラインの中に美しさを求め、好奇心を掻き立てる構図を収めていった彼女。撮影を通して、コントラストに満ちた躍動感溢れる都市｢ゴッサム｣の魅惑的な姿に息を吹き込みました。

ルイ･ヴィトンの旅の伝統から着想を得た｢ファッション･アイ｣コレクションは、新進気鋭の写真家から業界のレジェンドまで、さまざまなファッション写真家の目を通して、都市、地域、国の姿を描き出しています。各タイトルには大判写真が豊富に盛り込まれ、写真家の経歴やインタビュー、あるいはエッセーなども収録。｢ルイ･ヴィトン シティ･ガイド｣と｢トラベルブック｣に続くこの第3のシリーズでは、選りすぐりの写真家たちが、大都会や遥か彼方の土地、夢のような場所を独自のイマジネーションを込めて捉え、ファッションの視点から切り取りました。