Les Extraits Collection
ルイ・ヴィトンは、ピュアでプレシャスなシルエットを極めたエクストレ・ドゥ・パルファンを、5つの新たな香調を用いて再解釈。香水を芸術の域にまで高めたジャック・キャヴァリエ・ベルトリュードとフランク・ゲーリーは、これまでの常識を覆し、混じり気のない感動を生み出しました。それは単なるコラボレーションではなく、1つの出逢い、動き、その透明性、なめらかさへの賛歌です。
類い稀なる旅
5つの香りのスコアが奏でる空想のオデュッセイア──「レ・ゼクストレ コレクション」はルイ・ヴィトンが創業以来、絶えず讃えてきた旅の真髄(こころ)を反映しています。時空を超えた崇高で壮大な旅への願望から着想を得た本コレクションは常により遠くを、非凡な地平線を目指します。
生まれ変わったエクストレ・ドゥ・パルファン
ジャック・キャヴァリエ・ベルトリュードは、フランク・ゲーリーの動きと歪みに基づく独自の美学に触発され、感受性を極限まで押し上げ、調香の中に凝縮しました。トップノート、ハートノート、ベースノートといった区別がない5つのフレグランスは、パフュームの基本となるクリエーションそのものを解体。メゾンのインハウス・マスター・パフューマーはパフュームの主要な香調を見直し、ひねりを与え、広がりを持たせ、幾つかの側面を強調することで、ピュアな美しさを明かしています。
彫刻によるオデュッセイア
現在の建築界をリードする最も偉大なマスターの1人であるフランク・ゲーリーにとって、フレグランスボトルのデザインは今回が初となります。オリジナルボトルのラインに変更を加え、ゲーリーのセーリングに寄せる熱い想いを乗せ、空間の裂け目をかすめて進む透明な帆を連想させます。架空のメタル製フラワーの形をしたキャップには、海や波しぶき、そして何よりも生命の絶対的な動きが表現されています。
世界に1つだけの特別な出逢い
1人は視覚を、もう1人は嗅覚を手段として創造しデザインする2人のマスターによる対話──1つの理想を具体的な形で、そして目に見えない形で分かち合うことにより誕生した「Les Extraits Collection(レ·ゼクストレ コレクション)」。
私は、誰も足を踏み入れなくなった領域に思い切って飛び込んでみたいと思ったのです。エクストレ・ドゥ・パルファンを現代的に再解釈したい。光をもたらし、何層にも香りを重ねながらも、それと同時に軽やかさも描きたいと。パフュームの基本となるクリエーションそのものを解体したいと考えたのです
彫刻的な観点からこのプロジェクトにアプローチするというのが私の意図でした。パフュームに、これまでとは違う何かをもたらすために。幾何学的に完成された形状ではなく、動きそのものです。視覚に訴える動きであり、一瞬を切り取ったゆえの妙味が加わっています
Dancing Blossom(ダンシング ブロッサム)
メイローズの花びらとオスマンサス(金木犀)に、ジャスミンサンバックとインド産チューベローズの芳醇な美しさを加えた香調はまるで、心が震える感動と繊細さを束ねたブーケの如く──
Cosmic Cloud(コズミック クラウド)
軽やかな丸み、重力とは無縁で旋風のように舞う幾つものノート──フルーティーなムスクが愛撫を送り、チョコレートのかけらが広がるようなヴェネズエラ産トンカビーンがアクセントを添えます。
Rhapsody(ラプソディ)
メゾンのインハウス・マスター・パフューマー ジャック・キャヴァリエ・ベルトリュードが再解釈したのは、近代の香水会に登場した初の精緻なアコードであるシプレーの本質。輝きと透明感に包まれたジャスミンとパチョリに、マテの瑞々しい香りとイランイランの官能的な香りが対比されています。
Symphony(シンフォニー)
グレープフルーツの弾むような煌めきとジンジャーゼストが持つスパイシーさが出逢い、オレンジとベルガモットが組み合わさった無限のフレッシュさをもたらす眩いばかりの軌跡を、ジャック・キャヴァリエ・ベルトリュードが初めて創造しました。
Stellar Times(ステラー タイムズ)
オレンジブロッサムの明るく爽やかな香りに、ホワイトアンバーとペルー産バルサムの芳しいバニラの香りが加わった、時空を抜ける潜在意識を巡る旅へ──
旅への招待状
フランク・ゲーリーがデザインしたフラコニエ(フレグランス用トランク)は、ルイ・ヴィトンの伝統とトランク作りのサヴォアフェール(匠の技)を讃え、静的なフォルムから動きを表現した作者の才能を体現しています。丸みを帯びたしなやかな形状は、「レ・ゼクストレ コレクション」の5本すべてのボトルを完璧に収納し、無造作に丸めたような形状のメタルディテールはボトルのキャップに呼応しています。