アート&カルチャー - フォンダシオン ルイ・ヴィトン

エスパス ルイ・ヴィトン大阪にて開催──ゲルハルト・リヒターによる「Abstrakt」展

エスパス ルイ・ヴィトン大阪にて開催──ゲルハルト・リヒターによる「Abstrakt」展

2021年11月19日(金)から2022年5月15日(日)の期間中、エスパス ルイ・ヴィトン大阪では、ドイツ人アーティスト、ゲルハルト・リヒターによる「Abstrakt」展を開催します。

リヒターは、1960年代初めに、初期の展覧会で主張した「資本主義リアリズム」の精神に則って、絵画と芸術の目的を問い質すために、写真を用いるようになります。第2次世界大戦の経験は彼にとって消えない印象を残し、写真は、政治と歴史が個人的領域に直接的影響を及ぼす主題に向き合うために必要な距離感をもたらしてくれるように思えました。リヒターの最初の抽象作品は1960年代中頃に遡りますが、今日にいたるまで抽象作品と具象作品を交互に制作し続けています。1970年代後半から、リヒターの色使いは惜しみなく、人目を引くものとなり、1980年代全体を通じてより鮮明になった快楽原理に明らかに主導されるようになりました。さまざまな道具(あらゆるサイズの絵筆、パレットナイフ、ブラシ)を用いて多彩なテクスチャーも生み出してきました。

リヒターは、自身の初期のキャリア、並びに── 皮肉な距離感をとりつつも── 絵画史、ロマンティックで崇高なテーマ、幾何学的でリリカルな抽象を意欲的に見直します。リヒターが大切にする具象と抽象の共存は、並列的なアプローチというよりむしろ、ミザナビーム(紋中紋、入れ子構造)として立ち現れます。引っ掻いた表面や、透明な層を通して垣間見える写真要素を通じて素材の深みが広がる一方、雰囲気や自然の要素、ファーストネームを暗示する題名を通じて、精神的な深みが具現化されます。単純化や概念化とはかけ離れた、この一生をかけた探求は、消し去ることとヴェールを剥ぐことの間で逡巡の極みに達します。

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フォンダシオンの、国際的なプロジェクトを通じてより多くの人々に所蔵作品に触れる機会を提供することを目指すというミッションのもと、ゲルハルト・リヒターの作品は「Hors-les-murs (壁を越えて)」プログラムの一環として展示されています。コレクションからリヒターの18点の抽象作品を特に選び出し、30年以上にわたる創作活動を辿り直します。そのうちの2作品、《940-4 Abstraktes Bild(アブストラクト・ペインティング)》と《941-7 Abstraktes Bild(アブストラクト・ペインティング)》(2015年)は、今回が初公開となります。

エスパス ルイ・ヴィトン大阪
〒542-0085
大阪市中央区心斎橋筋2-8-16
ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋 5F
お問合せ先:T 0120 00 1854
「Abstrakt」展
会期:2021年11月19日(金)-2022年5月15日(日)
開館時間:12:00-20:00
休館日はルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋に準じます。(12/31 17:00閉館、1/1 休館)
入場無料
会場内の混雑防止のため、入場をお待ちいただく場合がございます。事前来館予約も承っております。 ご希望のお客様は下記の「予約する」よりご予約ください。

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