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ルイ・ヴィトン トラベルブック──「ローマ」 by マイルズ・ハイマン

ハイマンが描くローマ──それはまるで、街角、あるいはテラスやバルコニーの日影に佇む、つかみどころのないミステリアスな女性のよう。

一瞬でも目を離すと見失ってしまう彼女──それはローマそのもの。街はハイマンのアプローチに応え、その美しさを惜しみなく発揮し「エネルギッシュかつダイナミックに、束の間の美に満たされ、喜びに溢れます──これらはローマの日常に潜む詩的要素なのです」と、マイルズ・ハイマンは語ります。

ハイマンが描く上で大切にしているのは、遺跡よりも街の住人。「今ではこのローマのトラベルブックを、ローマ人のトラベルブックと名付けても良かったのではないかと思っています。私が心から誠実に、称賛を込めて描きたかったのは、この魅力的な街に住む人々の日常でした。私はこれを「優しさ」と呼びたい。なぜこれほどローマの人間的な部分を強調したかったのか?それは、私にとって、束の間の命と永遠の間の強烈な対比こそが、この街のもっとも重要な要素だったからです」。

マイルズ・ハイマンは、雑誌のイラストレーターであり、また小説のイラスト翻案者として探偵小説を多く手掛け、さらに、グラフィックノベルの作家でもあります。彼が描き出す絵は、彼の作家としての才能を垣間見せます。そのスタイルは、小説家のF・スコット・フィッツジェラルドとジョゼフ・コンラッドのどこか中間のような、または映画のディレクターのような──描かれる線と奥深い色使いが、まさにその印象を生み出しているのです。

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タグ: トラベルブック, イラストレーション