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ルイ・ヴィトン トラベルブック──「ルート 66」 by トーマス・オット

コミックブック作家のトーマス・オットがこのトラベルブックを通じて描くのは、衰退したルート 66の姿──その旅の終着点にはハッピーエンドにはなり得ない、先のない行き止まりが待ち構えています。

これほどの情熱でアメリカの伝説的なルート66を駆け抜けるのは、トーマス・オット──コミックブックと小説を糧に育った真の映画マニア──をおいて他にないでしょう。イリノイ州シカゴからカリフォルニア州のサンタモニカまで約4,500キロの道程を3週間で走破しました。

「ルート66は忘れ去られた世界です。通る人もなく荒涼とした景色が広がり、街々は廃墟と化しています。街角に人影もない静寂の世界。時が止まったままのゴーストタウンがいくつもあり、私は旅の途中で出逢った、これらの失われたアメリカを描いているのです」。

地平線が延々と続く中で、旅人は移動と空間、そして自由に陶酔していきます。

1966年、スイスのチューリッヒで生まれたトーマス・オットは、モノクロームで制作する稀有なコミックブック作家です。オットは、この力強い手法を30年以上も前に選択しました。墨でコーティングしたスクラッチボードの表面を限りなき忍耐力をもって万能ナイフで削ることで、そのハッチングが浮かび上がらせる下地の白が鋭い輪郭線を結び、独自の世界観を表現します。

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タグ: トラベルブック, イラストレーション